熱効率を最大化する熱交換ヒータープレートとは？高精度アルミ加工の実例で徹底解説

今回ご紹介するのは、ディップが手がけた「熱交換ヒータープレート」の製作事例です。
こちらは工業用ヒーター装置に組み込まれる熱源プレートであり、熱伝導率の高いアルミニウム材を使用することで、効率的かつ均一な熱伝達を実現しています。

高精度アルミ加工で実現した楕円形状の熱伝導溝

この熱交換プレートの最大の特徴は、3本の楕円形状の溝加工です。これはプレート上に設けられた熱流体の通り道であり、ヒーター装置の熱を効率よく伝達する役割を果たします。

溝の加工には高精度な門型マシニングセンタを使用し、熱伝導性や密着性に優れた仕上がりを追求。加えて、表面仕上げにもこだわり、気密性や取付精度が求められる装置においても安定した性能を発揮できるよう設計されています。

この熱交換プレートには、熱伝導性・軽量性・加工性の三拍子が揃ったアルミニウムを採用。ステンレスや鉄と比べ、アルミは熱伝導率が約3〜4倍と高く、装置全体の省エネルギー化や温度安定性の向上に大きく貢献します。

また、アルミは切削加工の自由度が高いため、複雑な流路設計や溝形状にも柔軟に対応できる点が強みです。

今回のような高精度部品の製作において、当社では社内設備によるマシニング加工を軸にしながら、群馬県太田市を中心とした協力会社ネットワークを活用しています。

これにより、機械加工品だけでなく、板金・製缶・樹脂加工品なども一貫対応が可能です。お客様のご要望に合わせて、部品単体の製作はもちろん、アッセンブリや機械装置の一部製作にも柔軟に対応しています。

ディップでは、大型部品の加工に適した門型マシニングセンタを完備しており、1,000mmを超えるワークサイズの加工にも対応可能です。今回のプレートのように、長さ方向に流路が設けられた部品にも対応できるため、ヒーター装置、熱交換器、各種産業装置のコア部品の加工実績が豊富です。

本事例のようなヒーター装置関連のほかにも、当社では以下のような分野からのご依頼を多数いただいております。

いずれの分野においても、高精度・短納期・一貫対応をモットーに、お客様のものづくりを強力にサポートしています。

「ヒーター装置に使う高精度なプレートを製作したい」「熱効率を重視した流路設計を形にしたい」などのご要望がございましたら、ぜひ大型機械加工・門型マシニング加工受託センター.comを運営するディップにご相談ください。

群馬県太田市を拠点に、全国のお客様からのご依頼に対応しております。図面段階のご相談や、加工方法に関するアドバイスも可能です。

お困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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